「海の測量技術に触れ、 南極海の神秘を感じる」

REPORT - 全国子ども熱源サミット3日目レポート
海上保安庁海洋情報部 測量船昭洋 乗船記念写真

最終日は『未来の熱源育成』と題して海上保安庁の測量船と東京海洋大学を訪問。 海上保安庁の測量船「昭洋」では海図の説明を受けたり、測量技術と測量機器についての説明を受けました。 海中に興味がある子どもたちは船上にいながらにして海中の地形が分かる技術に興味を示している様子でした。

東京海洋大学で記念撮影

2か所目は東京海洋大学。今年1月に3年ぶりとなった南極観測に赴いた海洋科学部教授の茂木正人さんの特別授業を受けました。南極やそこに暮らす生き物についての座学にはじまり、電子顕微鏡を使ってプランクトンを観察しスケッチ。子どもたちはプランクトンの特徴をとらえプランクトンの種類を探りました。 この日一番子どもたちが集中したのが南極から持ち帰った氷山の「音」を聞くこと。もともと雪が押し固められてできた氷山は100年前、1000年前の空気が押し固まっているもので、水をかけるととても小さな音がします。

まとめ

茂木教授は「さすがにマニアックな子どもたちですね。質問や視点がマニアックすぎて驚きました。こんなに多くの子どもたちが海に興味を持っていることは大変嬉しいです」と海の未来を支えていく可能性のある子どもたちに期待を寄せていました。

総括

2泊3日のハードスケジュールを終えた子どもたちは疲れの色を見せることなく、海が大好きで海洋問題に関心を寄せる仲間と繋がれたことにこの3日間の成果を感じているようでした。「1人では小さな活動や研究も仲間がいれば頑張れるし楽しい!」と話していました。子どもたちは一旦、それぞれの場所に帰りますがSNSなどを使ってこれからも情報交換をしていくそうです。