日本の山で海の原点と出会う【長野県 甲武信ヶ岳編】
海に面していない長野県。
しかし豊かな森、綺麗な川を通じて「海につながる長野県」を五感で感じてきました。
向かったのは、長野県の甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)。
日本百名山のひとつである「甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)」は長野県、山梨県、埼玉県にまたがる山です。
標高は2475m。
山梨県(甲州)、埼玉県(武州)、長野県(信州)の旧地名から一字ずつとり、甲武信ヶ岳と名付けられたという説や、
その姿が拳に似ているからという説もあるそうです。
日本三大河川のひとつ「千曲川(ちくまがわ)」の源流を抱く山です。
大河の源、海のルーツをみたくて、海の繋ぎ手・市川が山登りに挑戦します。
案内して頂いたのは、日本山岳協会認定ガイドのミト・ツアーズ 石田美都さんです。
色とりどりの紅葉を楽しみながら、片道4時間半の登山。
隣を流れる千曲川は海に続いてるんだなって考えると、つねに海に触れているような感覚にもなりました。
実は日本一長い川「信濃川」の半分以上が千曲川なんです!
※信濃川は千曲川(長野県)214㎞+信濃川(新潟県)153㎞ の 全長367㎞
また、長野県の面積13.585㎢に対し、千曲川の面積は7.163㎢。
なんと長野県のおよそ半分を千曲川が占めているんです!!びっくり!!!
それだけではありませ。長野県の人口は約210万人。
千曲川の流域には13市12町16村があり、
長野県の人口約70%(150万人以上)が千曲川流域で生活していることになります。
海はないけど、千曲川を通じて、長野県の人々の暮らしは海と密接な関係にあるんです。
新たな気づきを噛みしめながら、
ついに、千曲川の源流に到着です!
源流でいただくコーヒーはホント格別でした!