コツコツと海を守る頑張り屋さん~海洋ごみ回収装置〝シービン〟〜
熱源キャラバンは熊本県へ!
ここ熊本で取材するのがこちら・・・なにやら金属でつながったふたつのタンクが浮いています。
よく見ると、その間に、丸い筒???
実はこれ『海洋ごみ回収装置シービン』
シービンとは、いったいどんな装置なのでしょうか。
シービンが実際に設置されているのは、熊本県熊本市の『江津湖』
比較市内の中心部にあり、私たちの生活からでる排水やごみの影響を受けやすい場所ともいえます。
シービンを国内で普及させようと取り組みをすすめる
『株式会社 SUSTAINABLE JAPAN』の代表取締役社長 東濱孝明さんにシービンについて教えてもらいました。
浮かせておけば、円筒形の装置が上下し、自動的に周辺のごみを取り込んでいきます。
シービンは水面に浮いているオイルなども回収してくれるほか、
近年、海の生き物への影響が危惧されている『マイクロプラスチック』も回収してくれるのだそう。
現在、東濱さんたちは、熊本市からの依頼を受け、江津湖でマイクロプラスチックの調査も行なっています。
どんなごみでも回収するシービン。
シービンの中のごみを見てみれば、今、どんなものが水辺の環境を悪化させているのかわかるのでは?
シービンが集めたごみの回収の様子も見せてもらいました。
比較的小さなプラスチックのごみが目立ちました。
私たちが普段の生活の中で目にしているものが、シービンから出てきたのが印象的でした。
黙々と静かに働くシービン。
その頑張りが、コツコツと水環境の悪化を防いでくれていますが、
シービンが少しはお休みできるように、私たちの身の回りからは、ごみを出さないようにする意識も必要です。