エメラルドグリーンの海が繋ぐ〝奇跡〟【岩手県三陸編】
岩手県に突入!
キャラバンカーで向かったのは山田町です!
山田町は三陸海岸のほぼ中央に位置し、
船越半島と重茂半島というふたつの半島に囲まれていて、波も穏やかなのが特徴です。
そんな山田湾内ではカキやホタテの養殖漁業が盛んなんだそうですよ!
立ち寄ったのは国道45号線沿い道の駅「やまだ」
きっと美味しい海のグルメに出会えるであろうという期待を胸に…この日のランチに選んだのは・・・
めかぶ・えび・いか・カニの爪・しゅうり貝など、岩手三陸の海の恵がたっぷり詰まった「磯ラーメン」!
早速いただきます!!!!!って・・・えっ 待ってーーー。
麺が・・・麺が緑なんですけどもーーー!!!!。
グリーンの麺のヒミツは岩手県産の小麦に練りこまれているワカメ。
スープも三陸産の海藻や魚介の旨味がギュッと詰まっていて、海の幸好きは病みつきになる味です!
さて、お腹も満たされたので少し山田町を海人(かいと)号でドライブしてみることに♪
町を走っていると・・・くじらの絵が描いてある建物を発見しました。
近づいてみると・・・「鯨と海の科学館」
海の繋ぎ手・市川さゆり これは行くしかありません。
残念ながら私が行ったときは休館(涙)
ここにはマッコウクジラとミンククジラの骨格標本のほか、クジラに関する資料が展示されているそうです。
クジラを通じて三陸の海、そして海を育てる豊かな自然環境について知ることができるそうです。
かつえ、捕鯨の拠点として栄えた山田町のシンボルとして1992年にオープンした「鯨と海の科学館」
2011年の東日本震災で被災し、復旧工事を経て2017年に再オープンしたものの、2019年10月の台風19号の影響で空調が損壊。
再度復旧工事を行い2020年3月に館内の一部で展示を再開する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響を受けてそれも延期に・・・。
海の王者くじら と 捕鯨という日本の歴史文化を感じ、学べる「鯨と海の科学館」、再オープンした際には、是非、行ってみたいと思います。
ドライブをしていると自然と海の方に吸い寄せられます。
海の繋ぎ手としての習性かしら・・・。
という言うことで、吸い寄せられるように行きついたのは浦の浜海水浴場。
船越半島の最南端にあるエメラルドグリーンの海と白い砂浜の海水浴場です。
ここに何やら建物が!ん?!艇庫?
近づいてみるとそこには1組のご家族の姿がありました。
「こんにちは~」
なんとここで偶然にも出会ったのは
岩手県の熱源人材 川村将崇さんとそのご家族でした!
川村さんは昨年から岩手の海でシーカヤック体験ができる施設をはじめておられます。
リアス式海岸である三陸海岸の中でも、風の影響が少なく波が穏やかな山田湾は、シーカヤック体験にもぴったり。
初心者の方でも安心してシーカヤック体験ができるそうですよ!
そして、立ち話をしている最中に・・・驚きの〝繋がり〟が明らかに・・・・。
家業が飲食店だという川村さん。
なんと、あの私のおなかを満たした磯ラーメンの麺も川村さんが作っていることが判明しました!
しかも、道の駅やまだの理事も務めているそうですよ!
全てが1つに繋がりましたー!
なんだかエメラルドグリーンの麺と海の旨味をコンプリートしたような気がする~
さて、本題に戻って川村さんにシーカヤック体験を通して伝えたい想いをお聞きしました。
日本財団が過去に実施した「海に関する意識調査」でも
「10代の4割が海に親しみ感じない」と答えています。
ほんとに!?衝撃です!!
https://blog.canpan.info/nfkouhou/archive/987
詳しく読みたい人はこちら → https://www.nippon-foundation.or.jp/media/archives/2018/news/pr/2017/img/31/2.pdf
川村さんの幼い頃のように
子ども達には、海に親しみを持ち、公園のように遊んでもらって
海と共に生きていることを感じて欲しい。
そんな想いをシーカヤックを通して発信されているんですね。
そして、浦の浜海水浴場が抱えている問題についても話してくれました。
今後はビーチクリーンの会社を作ろうと計画されているそうです。
「震災の時、陸に残されていったヘドロやごみを見て人間って愚かだと思いました」
川村さんの言葉がとても印象に残っています。
こういう熱い気持ちもって活動される熱源人材が全国にいることで
海が未来へ繋がるんだろうなと思いました。