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干潟のアイドル は ダイナミックさ日本一の海に 【佐賀 有明海編】

門脇大樹

佐賀

WEST

くりくりおめめ の カワイイやつ。

そう!ムツゴロウです。

佐賀県の干潟を代表する生き物『ムツゴロウ』
そのムツゴロウを間近に観察することができるのが、佐賀県小城市にある『海遊ふれあいパーク』です。
周辺はムツゴロウの保護区に指定されています。

干潟に触って意外だったのが、土がなめらかな質感をしていること。

そして、当たり前なんですが、海なので塩分を含んでいて、しょっぱいです。

火山灰などが混じったキメの細かい『有明海粘土』という粘土質だそうで、体重重めの門脇はズブズブと埋まってしまいます!

この干潟に生息するのがムツゴロウ。
平成に入り、環境汚染や乱獲により激減してしまい、環境省のレッドリスト絶滅危惧種にも指定されている貴重な生物です。

 

有明海の、潮の満ち引きの水位変動=干満差は最大で6mにもなり、なんと日本一なんだそうです。
この干満差と周辺に川が多いという環境が栄養豊富な干潟をつくり、
その干潟にはえた藻をエサにムツゴロウが生息しているそうです。
「川」「海」「干満差」
様々な自然のメカニズムがムツゴロウを守っているんですね。
その他に、有明海の干潟にはムツゴロウの天敵があまりいないということも生息理由のひとつだそうです。

そんな「海遊ふれあいパーク」には、毎年、多くの子どもたちが訪れるんだそう。

直接、干潟に触れ、ムツゴロウを知る! そんな体験が、貴重なムツゴロウの保護にもつながっていくと思います。